今日は、おすすめのエッセイを紹介します。読書が苦手な私でも心地よく読みきれる一冊でした(*^^*)
松浦弥太郎さん著『伝わるちから』
元「暮らしの手帖」編集長でエッセイリスト、松浦弥太郎さんが書かれた『伝わるちから』です。
弥太郎さんの日常や旅先での出逢いから人との付き合い方を考える本。
どの場面もやさしくてあたたかい言葉ばかりで、癒しと光をくれました。
内容;『伝える』ではなく、『伝わる』がカギ
社会で生きていくうえで対人関係、コミュニケーションは不可欠。
SNSが当たり前となる今、悩みや不安、生きづらさを感じる場面も多いのでは。
この本は、自分らしくより豊かに社会で生きるためのヒントが
弥太郎さんの何気ない日常や旅先での出逢いを通してわかりやすく綴られています。
『伝える』ではなく、『伝わる』がカギ。ひらがな一文字で意味合いは異なります。
大切にしたい言葉たち✍
心にのこった言葉をたくさんある中で一つ、紹介します。
『目線を外してみる』
アクシデントで困った時は、他人任せにはしないこと。それが想像であっても、自分が当事者と考えれば、対処に夢中になることで怖さは忘れられ、冷静でいられるというわけ。
暮らしや仕事においても、苦手はいくつもあるけれど、逃げたり避けたりせずに、しっかり受け入れて、目線を自分から話してみる。すると、不安や怖さは、ある種の楽しさにも変わる。
松浦弥太郎「伝わるちから」,小学館,2017年12月,57-58ページ
私は失敗すると決まってプチパニックになり、客観視どころか自己嫌悪に陥り、切り替えが下手です。
SNSが便利すぎる分、悩むことも増えました。距離感がわからなくなったり、知らぬ間に傷つけたり傷ついたり、コミュニケーションの難しさを感じる日々。
また「人間、嫌なことって逃げたり避けたりする」からは仕事で上手くいかなかったとき言われた上司の言葉を思い出しました。
「相手にどれだけわかりやすく伝えても、良いところだけを切り取られて良いように解釈されることもある」
コミュニケーションってなんでこんなに難しいのさ。わかりやすく丁寧に伝えているつもりでも、齟齬が生じるのです。
直接の会話、電話、メール、SNS・・・それぞれにある良さとむずかしさ。
でも、決まって失敗から学ぶことの方が多い。
プチパニック、自己嫌悪に陥り毎回ドン底に沈むわたしは、書き起こして可視化したり
信頼できる人に相談・愚痴ったりで客観視して這い上がり次への糧にするよう意識している。
たしかに人は都合のわるいことは見て見ぬふりをするもの。そうすれば生きやすいもんね。現にわたしもそうだし(笑)
でも、必要なとき・必要なことは伝えるではなく、伝わるような対話の工夫が必要だと思う。
その工夫ってなんだろう。次回の投稿で弥太郎さんの言葉とともに自分なりに考えたいと思います!
弥太郎さんの言葉はいつもやさしい強さと、俯瞰的で前向きに考えるきっかけをくれます。これからも弥太郎さんのエッセイを読んで、自分の暮らしに生かしていきたいな。
弥太郎さんの著書『僕が考える投資について』でも語っています。見ていただけたら嬉しいです。
考えるって面白いな。では(*^^*)
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暮らしが好き、ていねいな暮らしを目指している主婦YUKI❄です(*^^*)
新潟県で夫とふたり暮らしをしています。
このブログでは暮らしを彩る好きなもの、好きなことを紹介しています。