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アマプラおすすめ映画『マイ・ブロークン・マリコ』レビュー(ネタバレあり)永野芽都主演

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暮らしが好き、丁寧な暮らしを目指しているアラサー主婦YUKI❄です(*^^*)新潟で夫とふたり暮らしをしています。このブログでは暮らしを彩る好きなもの、好きなことを紹介しています。

今回は永野芽郁さん主演、2022年公開の映画『マイ・ブロークン・マリコ』をレビューします。心が重くなるような内容ですが、永野芽郁さんの生き様にスカッとします。

言いたいことを溜め込みがちな方、是非とも見てほしいおすすめ作品です!

映画『マイ・ブロークン・マリコ』

原作は平庫ワカさんのコミック「マイ・ブロークン・マリコ」

原作は平庫ワカさんのコミック「マイ・ブロークン・マリコ」です。(全1巻

2019年に掲載開始され全4話。単行本は即重版の注目度で、これまで受賞歴もあります。この1冊にすべてが詰まっているのですね!

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あらすじ

永野芽郁さん演じるシィちゃん(シイノトモヨ)と奈緒さん演じるマリコ(イカガワマリコ)幼馴染の二人。物語はシィちゃんがマリコの転落死を報道で知る場面から始まります。

ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」,STORY,映画『マイ・ブロークン・マリコ』公式サイト (happinet-phantom.com)

マリコの生きづらさと向き合い、ともに生きた2人にしかわからない世界を最後にはあたたかく希望を照らしてくれる作品です。

Amazonプライムビデオで独占配信

2023年1月6日よりAmazonプライムビデオで見放題配信されています。独占配信なのでプライム会員の方、興味ある方おすすめしたい作品です。

登場人物

永野芽郁(主人公・シイノトモヨ)

虐待を受けて育ったマリコとすべてを受け入れ支えるシィちゃんの二人

主人公・シイノトモヨはブラック企業に勤める26歳の会社員。好き嫌いがはっきり、やさぐれた性格で(クソ)上司の怒号にも物怖じせず適当な返事したり、口が悪かったり。中学生の回想シーンでは喫煙、誰に対しても堂々と

上司の怒号にも適当に返事をするなどやさぐれている。育った環境はフューチャーされていないが、中学生で喫煙、口が悪い。

同級生マリコの突然の死を知り「今度こそ私が助ける。待ってろ、マリコ」受け入れられないシイノは感情のおもむくまま動き、叫ぶ、懸命にマリコを取り戻そうとしながら、その先に何が見えるのか。

この映画、永野芽都さんの印象がガラリと変わります!清純で明るいキラキラしたイメージでしたが、理不尽な社会でマリコのため泥臭く立ち向かい、必死な姿は

薄汚れた理不尽な社会で永野芽都さんは泥臭くも必死に立ち向かい、シイノを生きていました。永野さんの清純で明るいキラキラしたイメージを大きく覆されました。

イメージを大きく覆す演技に「こんな永野芽郁さん見たことない!」と惹きつけられた。薄汚れた現実社会で、もがき戦うシィちゃんが見事に描かれていた。

幼少期から父親のDVを受けて育った。『マリコは毎日毎分毎秒いい子でいようと必死だった』という言葉が印象的。次第に過度な言動になり、シィちゃんの前でリスカしたり彼氏にDVされても我慢に耐えたり、愛されなかったマリコの生きづらさがわかる。

二人は苦しむ姿を見て、客観的に共依存だと思うが、悪い方でなく結果良い友情に描写されていると感じた、そこが二人にしかわからない世界でよかった。

奈緒(イカガワマリコ)

マリコがシイちゃんに手紙を書いている時間はどんな気持ちだったのかな

気持ちが壊れていきながらもシィちゃんへの愛はまっすぐ抱き続けた奈緒さんの演技もとても自然に弱くもやさしく描かれていた。心が重くなるテーマだけど、シィちゃんのキャラクターのせいかな、心が疲れずスカッとした気分にさえなった。

窪田正孝(マキオ)

マキオこと窪田正孝さんもいい味出てました

シィちゃんがマリコの骨壺を持って旅する道中に、窮地に限って突然現れる窪田正孝さん演じるマキオ。多く語らず表情も乏しいんだけど、見ず知らずのシィちゃんに助け船を出し、生きるために見守りつつもそっと背中を押してくれる。初対面で名乗るほどのものじゃないと去った姿にバッグに思いっきり名前が書いてあったり、最後の別れで初めて笑顔を見せるギャップが良かった。いろんなことを乗り越えてきたんだろうなっていう表情や姿だった。

シィちゃんとマリコにしかわからない二人の絆が今を生きる希望になる

重いテーマだけどシィちゃんの姿に心が疲れずスカッとした気分にさえなる

手紙がカギ

マリコがシイちゃんに手紙を書いている時間はどんな気持ちだったのかな

学生時代からマリコがシィちゃんに書いた手紙を中心に、物語の中で手紙が一つのカギとなっている。大人になったシィちゃんは缶に取ってあるシーンは、エモかったぁ!中学時代、毎日書いてた。なんてことない内容だけど、ひたすらやりとりしたこと思い出した。私も捨てられなくて実家のお菓子の缶に入れてあるな~とか、DEAR○○FROM○○、へに〃つけて書いたり、丸い字体が懐かしかったり(笑)

作品ではシィちゃんが手紙を読む場面が主だが、マリコがシィちゃんに手紙を書いている時間はどんな気持ちだったのか想像する。少し現実から離れることができる救われた時間だったのかな~。想像するっていいですね。その人の人生に触れているみたいで面白い。

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