窮地に現れ、多く語らず助け船を出すマキオの存在感
シィちゃんがマリコの骨壺を持って旅する道中に、窮地に限って突然現れる窪田正孝さん演じるマキオ。多く語らず表情も乏しいんだけど、見ず知らずのシィちゃんに助け船を出し、生きるために見守りつつもそっと背中を押してくれる。初対面で名乗るほどのものじゃないと去った姿にバッグに思いっきり名前が書いてあったり、最後の別れで初めて笑顔を見せるギャップが良かった。いろんなことを乗り越えてきたんだろうなっていう表情や姿だった。
死ぬ人の気持ちはその人にしかわからない
『マイ・ブロークン・マリコ』の名の通り、マリコの心は壊れていく。シィちゃんも「どんなに心から心配見せたって、そんなんじゃどうにもならないところにあの子はいた」と表現。自分でも自分がわからなくなるような感覚だったのかな。その人にしかわからないけど、思いを馳せることはできる。少なくとも、お互いがお互いにとってかけがえのない存在で中心になっていたのかな。彼女を救うことができなかったと責めていたけど、自分を大切にシィちゃん、生きてほしいなと思ったし、後悔ないよう生きたいなと感じた。
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ラストシーンのシィちゃんのやさしい涙に報われた気がした
仕草や性格から強さを見せることが多かったシィちゃん。ラストシーンは二人にしかわからない内容だったけど、やさしい涙が印象深かった。助けられていたのはシィちゃんの方だったかもしれないな~。是非観てほしい作品です。
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暮らしが好き、ていねいな暮らしを目指している主婦YUKI❄です(*^^*)
新潟県で夫とふたり暮らしをしています。
このブログでは暮らしを彩る好きなもの、好きなことを紹介しています。